救急科領域専攻医

素早く的確な判断ができるようになりたい!その苦手意識が救急科を学ぶきっかけに

ー当院を(後期)研修先として選んだ理由は何ですか?

私は当院で初期研修を行いましたが、救急科での研修は学ぶことが多くやりがいを感じる一方で、素早く的確な判断を求められることに苦手意識を持っていました。初期研修の2年目後半にさしかかり専門診療科をどうするか悩んでいたとき、苦手であるからこそ救急患者の対応を広く学ぶことができる救急科を専攻したいと思うようになりました。当院の救急科の先生方は非常に教育的であったことも決め手となりました。

救急外来患者の初期対応から重症患者の集中治療まで、幅広く経験を積むことができる点が大きな魅力

ー当院の自慢できるところや特徴を教えてください。

当院の救急科は救急外来患者の初期対応に加え、救急外来から継続して診療したり、全身管理が必要な重症患者の集中治療を行ったりと、幅広く経験を積むことができる点が大きな魅力です。救急総合診療センターという特性上、当センターには全身を広く診ることのできる先生が多く、日々濃密な指導を受けることができます。

on/offがはっきりしていて、自分の時間を確保することができています

ー入職前と入職後のギャップはありましたか?

救急科というと非常に忙しく働いているイメージがあり、体力に自信のない私はついていけるか不安でした。しかし、実際にはむしろon/offがはっきりしていて、空いた時間で息抜きをしたり勉強をしたりと自分の時間を確保することができています。また救急外来で働いている先生方はきびきびと仕事をこなしている姿が印象的でしたが、実際に働いてみると和気藹々と日々の診療を行っています。

初歩的なことから一つずつ丁寧に指導してくださったのが救急科の先生方です

ー研修期間中で最も印象的だったこと・エピソードを教えてください。

初期研修医の救急科研修中に非常に重症な患者さんを担当しました。私は患者さんの日々の状態の変化についていくことに必死で、治療の流れや病態の全体像については全く分からない状態でした。そんな中、初歩的なことから一つずつ丁寧に指導してくださったのが現在の救急科の先生方です。その症例を期に集中治療に興味を持ち、救急科に入るきっかけにもなりました。

入院後の診療や集中治療を学べることは、救急外来の診療にも絶対に役立つはず

ー救急科専攻医を志す皆さんにメッセージをお願いします。

救急科を志す上で、入院後の診療や集中治療を学べることは、今後の救急外来での診療にも絶対に役立つはずです。私たちと一緒に働きませんか。まずは是非見学にお越し下さい。

救急科領域専攻医

研修医がファーストタッチを行い、必要な検査オーダーや適切な診療科へのコンサルトまで卒なくこなす姿に驚きました

ー当院を選んだきっかけを教えてください。

私は初期研修からそのまま当院で救急科専攻医として勤務しています。医師になるにあたり、倒れている人がいたら率先して対応できるような医師になりたいという思いがあったため、初期研修先としては救急をしっかり学ぶことができる環境を重視しました。複数の病院を見学しましたが、当院の見学の際に研修医がファーストタッチを行い必要な検査のオーダーを出し、適切な診療科へのコンサルトまで卒なくこなしている姿を目の当たりにし驚いたとともに、ここで研修をすれば自分が求めていることを学べるのではないかと思いました。実際に救急科をローテートした際は上級医から手取り足取り熱心に指導していただき、教育に非常に力を入れていることを実感しました。まさに自分の理想とする環境であり、慣れ親しみ働きやすい職場であることも相まって当院での研修を選択しました。

generalist、intensivistを目指す方にとっては理想的な環境です

ー当院の自慢できるところや特徴を教えてください。

当院では救急科と総合診療科を統合して診療を行っているため、外傷や重症感染症などの救急疾患だけでなく、膠原病や内分泌疾患などの幅広い疾患を経験することが可能です。また、集中治療室における心臓血管外科や消化器外科の術後管理も行っており、generalist、intensivistを目指す方にとっては理想的な環境です。もちろん、病棟での入院患者の管理だけでなく救急外来業務にも携わるため、ショック患者の初療や外傷患者の創部処置など様々な症例・経験を積むことも可能であり、単一施設で集中治療を含む病棟業務から救急外来業務まで経験することができる点は当センターの特徴です。

当直明けと休みが合わさると小旅行に行くなんてことも

ー入職前と入職後のギャップはありましたか?

救急科はとにかく忙しく休日出勤も当たり前といったイメージがありましたが、実際はシフトに沿って動くためオンオフがしっかりしています。当院では当直の翌日は帰宅することができるため、当直明けと休みが合わさると小旅行に行くなんてことも可能であり嬉しい誤算でした。長期休暇の取得も可能であり、新型コロナウイルス感染症が収まったらまた海外旅行に行きたいと思っている今日この頃です。

退院される時の「お世話になりました」という一言と患者さんの笑顔

ー研修期間中で最も印象的だったこと・エピソードを教えてください。

専攻医としての勤務が始まったばかりの当直帯に咽頭痛、呼吸苦を主訴に救急外来を受診された患者さんに対して初療を行いました。結果としては急性喉頭蓋炎だったのですが、経口での気管挿管ができずみるみるうちに意識・呼吸状態が悪化していったときの恐怖は今でも鮮明に思い出します。幸い緊急気管切開により一命を取り留め、合併症を残すことなく2か月ほどで自宅退院となりました。退院される時の「お世話になりました」という一言と患者さんの笑顔が非常に印象に残っており、一人でも多くの患者さんを救命するためにもより一層努力していかなければと感じた症例でした。

救急総合診療医のニーズはますます増加するものと思われ、当院はそのような医師の育成が可能な数少ない施設の一つです

ー救急科専攻医を志す皆さんにメッセージをお願いします。

重症や急変患者の対応の際、最初に声がかかるのは救急科です。生死の境にいる患者さんの対応はどれだけ数をこなしても緊張しますが、救命できた際の喜びはひとしおです。また、高齢化が進行している現在、急は要しないものの複数の診療科にまたがる複合的な問題点を有している患者さんへの対応が必要となるケースも多々あります。幅広い疾患、病態に対する知識を持ち、適切な対応ができる救急総合診療医のニーズはますます増加していくものと思われ、当センターはそういった医師の育成が可能な数少ない施設のひとつではないかと自負しています。言葉だけでは伝わらないことも多いと思いますので、興味のある方はぜひ見学にお越しください。実際に雰囲気を感じ、気になることは何でもご相談ください。皆さんと一緒に仕事ができる日を心待ちにしています。

内科系領域専攻医

ー内科を選択した理由は?

学生の頃から長時間の手術に苦手意識があり、内科の方が向いているかな、と考えていました。初期研修を行う中で内科全般として楽しさを感じ、中でも急性期患者さんへの治療が必要とされる循環器内科に興味が出てきたため、内科を選択しました。

ー当院を選んだ理由は?

専門分野に入る前にしっかりとした内科診療能力を身につけたいと考え、九州内の複数の病院を見学しました。その中でも興味のあった循環器内科の手技も症例も豊富で、内科プログラムの内容も充実していたため選びました。

ー実際に研修を開始していかがですか?

研修医の時とは違い、「患者さんにとって自分しかいない」という状況であるため、責任感も大きいですがその分やりがいも多く、とても楽しく研修しています。
中でも、
「挿管管理に至った患者さんが、元気に歩いて転院・退院できたこと」
「自分が行った加療(治療・処置)により、想定通りの臨床経過をたどり、速やかに症状が改善したこと」はとても印象に残っており、自信にも繋がりました。
また、専攻医として研修医を指導する立場として、エビデンスに基づいた知識・技術を得ることが必要だと実感しています。

ー当院「内科プログラム」の特徴やおすすめできる点は?

当院のプログラムは内科の全領域が網羅され、しっかりとした内科診療能力を身につけることができるプログラムだと実感しています。
当院での症例が少ない分野も連携施設にて研修ができ、地域医療研修も充実しています。そのため、初期研修時の症例を使用しなくても、専門研修2年間で修了要件を満たす58疾患群172症例の経験(J-OSLER登録)ができました。また、急性期の専門的加療が必要な症例が多いため、基本領域はもちろんサブスペ領域も含めて勉強するには最適な病院です。
サブスペ領域を決めている人も迷っている人にもおすすめできるプログラムです。

ー内科専攻医を志す皆さんへのメッセージをお願いします。

私が研修先で重視した点は、次の4点です。

  • 指導医が多く、指導体制が整っていていること
  • 自分のロールモデルとなるような医師がいること
  • 手技や主治医として経験できる症例の種類や数が多いこと
  • 病院全体として雰囲気がいいこと

中でも、「病院全体として雰囲気がいいこと」は研修を行う上で、とても重要な点だと思います。
当院はこの4点全てが網羅されています。内科を目指す皆さん、私がすすめするこのプログラムで一緒に研修しませんか?

オンラインによる見学

県外の方向けにオンラインによる見学もご対応可能です。
ご希望の方は、ご希望の方は下記のフォームよりお申し込みいただき、「その他のコメント」の欄に「オンライン見学希望」
と記入の上、お申し込みください。

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募集要項

専攻医募集

採用条件

応募人数 内科プログラム:6名 救急科プログラム:5名
●臨床研修医・専攻医 プログラム紹介はこちら
研修期間 採用日より3年
応募資格 医師免許を取得し且つ2年以上の臨床経験を持つ方
初期研修医2年目の方は見込みで可
採用日 2024年4月1日

待遇

勤務地 済生会熊本病院 (熊本市南区)
勤務時間 8:30~17:00 7.5時間 (休憩1.0時間、週労働時間37.5時間)
その他、ローテート先によって当直やオンコール等あり
給与 ■基本給

専攻医1年次(卒後3年目):410,000円
専攻医2年次(卒後4年目):447,000円
専攻医3年次(卒後5年目):480,500円

【モデル給与】

基本給、賞与、各種手当を含む年間支給見込み。
※実際の支給額は時間外労働状況や当直回数により変動します。

専攻医1年次(卒後3年目)総支給額:約8,140,000円
専攻医2年次(卒後4年目)総支給額:約9,111,000円
専攻医3年次(卒後5年目)総支給額:約10,050,000円
賞与 年2回 
昇給 年1回 
休日 土日、祝日、年末年始(年間約120日)
有給休暇 初年度10日(1カ月勤務経過後)、最高20日
休暇制度 慶弔休暇、子の看護休暇、介護休暇、産前・産後休業、育児休業、介護休業
社会保険 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
その他 勤務医師責任賠償保険加入
福利厚生

済生会グループ保険、職員家族健康診断、ユニフォーム貸与(対象者のみ)、仮眠室、職員互助会、職員食堂、レストラン、院内保育園、自己啓発支援(通信教育、英会話教室)、各種リゾートクラブ契約、メディカルフィットネスセンター など。
学会・セミナー等の出張費は規定により支給有りなど
福利厚生の詳細はこちら
保育園詳細はこちら

応募・選考方法

選考日・場所 随時
場所:済生会熊本病院
選考方法 書類審査・面接試験
応募書類
  1. 願書
    ダウンロード(Word)
  2. 履歴書
    ダウンロード(Excel)
  3. 初期臨床研修修了見込証明書 
    ダウンロード(Word)※様式は問いません。
  4. 推薦書
    ダウンロード(Word) ※ 応募締切までに準備できない場合は後日提出で構いません。
  5. 診療実績・研究実績証明書
    ダウンロード(Word)
  6. 医師免許証(写し)/保険医登録票(写し)

※1、2、4、5は当院様式をダウンロードしてください。
※初期臨床研修見込みの方は1、2、3、4、6を提出してください。
※初期臨床研修修了後、臨床経験がある場合は1、2、4、5、6を提出してください。

当院様式書類一式(1、2、3、4、5)の一括ダウンロードはこちら(zipファイル)
応募締切 随時
応募書類は添付ファイルをご利用ください。
応募方法 当院規程の書式がありますので、募集要項・願書を請求されるか
このサイトよりダウンロードしてください。
上記応募書類を期限までに提出してください。
※封筒表面に「専攻医応募書類在中」と朱書してください。

書類提出先

〒861-4193 熊本市南区近見5丁目3-1
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院 人事室

お問い合わせ先

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