副院長 兼 脳神経外科部長 兼 教育・研究部長 兼 臨床研修管理委員長(プログラム責任者) 西 徹

当院の研修環境はさらなる前進を目指しています。

これから研修を目指している学生の皆さんは、自分の望む研修環境を求めていろいろな施設の見学や実習を経験されていると思います。

医師としてのキャリアを開始する大切な2年間の初期研修を、皆さんはどのようなものにしたいと思っていますか?
私は、「自分が行いたい研修がどの様なものであるかを明確にすること」が、研修先選択の第一歩だと思っています。多くの症例を経験したいですか?救急のファーストタッチを自ら行いたいですか?手技も沢山実施させて欲しいですか?それとも、少ない症例をじっくりと経験したいですか?それらを自分の中で明確にした上で、各施設が提供できる研修環境の情報を十分に得て、自分にマッチした研修先を選択することをお勧めします。

当院の研修体制の特徴は
1. 研修医を労働力として扱うこと無く、教育対象としていること
2. 研修医定数に対して経験豊かな指導医・上級医が極めて多いこと
3. 救急患者数が多いこと(年間の救急車受け入れは9,000台以上)
4. 各科の専門性が充実し、それぞれが数多くの症例を診ていること
5. 最先端医療の実施、最先端診断機器が充実していること
6. 事務系の研修サポート体制が充実していること
これらのことが総合されて、「沢山の症例を安全に経験出来る!」環境となっています。

大変に忙しい病院ですが、Joint Commission International(JCI)という世界基準の医療機能評価を受け、患者さんと職員双方にとって真に安全な医療を展開しています。
救急医療については、救急総合診療センターの充実によって、多彩な疾患と症例数が日本有数であることが特徴で、基本的臨床スキルも早くから十分に実践出来ます。
研修医の定員も増えたため、指導医・上級医・2年目研修医・1年目研修医で形成されるチームによる医療が実現しています。
研修医のためのカンファレンス、レクチャーは毎週企画され、その他、英会話教室や通信講座の補助なども行っています。
2014年度より、教育を担当する部署を「教育・研究部」に格上げする組織改編を行い、研修医のみなさんが安心して研修できる環境を強化しております。下記の「臨床研修の理念と基本方針」も制定しています。

まずは、短期間でも結構ですから見学に来て、当院の医療や研修の充実を実感してみて下さい。