予防医療センター 医員 井上 悦子

予防医療センターの専属医師として、健診業務に携わっています。

ー当院に就職した経緯を教えてください。

医師5年目の4月に当時の呼吸器・糖尿病センターで勤務を開始し、週に1回内科診察、専門ドック、結果説明、胸部読影業務などを行うこととなったのが、予防医療センターとの関わりの始まりでした。
翌年9月に予防医療センターへ専属勤務となり現在に至ります。

受診者の健康状態を評価し、改善に向けての指導を行います。

ー現在の仕事のやりがい・喜びを教えて下さい。

健診では、悪性疾患などの早期発見だけでなく、症状に現れない変化や正常範囲内の変化も含めて、総合的に評価し、受診者に分かりやすく体の状態を伝えることができ、更なる改善に繋げるかがとても大事だと思っています。フォローをしていく中で、生活習慣等の改善から疾病予防効果が認められたことをお伝えして、ご理解が得られたとき喜びを感じます。

勉強会や意見交換会など、スキルアップを目指せる環境が整っています。

ー就職希望者へのメッセージをお願いします。

勤務時間が規則的なので、家事や育児などと両立させやすい分野だと思います。
総合健診医研修プログラムが整い、勉強会や意見交換会も定期的に開催されておりますので、総合健診医に必要な幅広い知識やスキルを効率よく取得することができると思います。予防医療を極めようという方はもちろん、スキルアップの研修目的の方も大歓迎です。

予防医療センターの紹介

求める人材像

総合健診医を目指す方

業務手順の習得、知識、技能スキルの不安に対して

総合健診医育成プログラム」を用意し、育成を行います。
業務ブランクのある方には、復職支援を行います。

予防医療センター

済生会熊本病院 予防医療センターは、一人ひとりに合った先進的な予防医療を提供する施設として、長期的な健康管理および健康増進に貢献できるように日々努めています。また、検査後には6階レストランカルーナで健診受診者限定のお食事を提供し、ご好評いただいております。検査を行うだけでなく、同時にくつろぎの時間を提供しています。

女性医師の募集、育児支援、多様な働き方などについて

女性医師は、結婚、出産を契機に長期間休職することから、
復職時には様々な不安がありますが、当センターでは以下の対応が可能です。

■勤務条件の不安に対して

【勤務時間】
常勤医師の場合:月~金の8:00~16:30
但し、子育て期間、特別な事情等がある場合、勤務開始時間をずらすなどの対応が可能です。
非常勤医師の場合:勤務可能な曜日、時間等、考慮します。

(但し、オンコール当番ありますが、呼出出勤はありません。)

■子育て支援について

院内保育園を完備しています。
保育園の利用は、常勤医師、非常勤医師に関係なく利用可能です。

保育時間: 月曜日~土曜日までの7時30分~19時30分 (金曜日は22時30分まで)

総合健診医育成プログラム

育成の目標

  1. 1次スクリーニングの実際を経験し、その必要性及び意義を理解する。
  2. 地域における予防医療活動及び普及啓発活動を経験し、その必要性及び意義を理解する。
  3. 特定の臓器に限定されない総合的な視点及び技術を習得する。
  4. 各領域における判定スキルを習得する。
  5. 専門領域だけではなく、他領域的視点や受診者個別の背景を活用し、受診間隔の推奨、
    受診内容の提案等における総合的なスクリーニング診断技術を習得する。

育成期間

  • Aコース(4ヶ月間):健診に必要な基本的検査、判読、面接のスキルを習得する
  • Bコース(12ヶ月間):基本検査から各種専門ドックまでのスキルを習得する

施設認定(予防医療関連抜粋記載)

  • 日本人間ドック学会健診施設機能評価Ver2.0認定
  • 日本人間ドック学会専門医制度研修施設認定
  • 熊本県がん健診従事者(機関)認定協議会肺がん一次健診機関

指導者

済生会熊本病院 予防医療センター 常勤医8名
(出身診療科内訳)呼吸器科医1名、放射線科医1名、産婦人科医1名、循環器科医1名、内科医2名、消化器科医2名

常勤医師保有資格

日本人間ドック学会

人間ドック健診専門医 1
人間ドック認定医 2
人間ドックアドバイザー
(人間ドック健診情報管理指導士)3

日本産婦人科学会

専門医 1

日本医学放射線学会/日本放射線腫瘍学会

放射線科専門医 1

マンモグラフィ検診精度管理中央委員会

検診マンモグラフィ読影認定医 2

日本呼吸器学会

指導医 1
専門医 1

日本感染症学会 

指導医 1
専門医 1

日本消化器病学会

消化器病専門医 2

日本内科学会

指導医 1
認定内科医 1

日本消化器がん検診学会

専門医 1
認定医 1

日本医師会

認定産業医 3
認定健康スポーツ医 1

日本消化器内視鏡学会

指導医 1
消化器内視鏡専門医 2

日本心臓リハビリテーション学会

認定指導士 1

研修概要

  • OJT(On The Job Training)研修
  • 症例カンファレンス参加による個別事例検討研修
  • 定期開催カンファレンス、勉強会による研修

研修項目

1.読影
  • X線(胸部・乳房・胃)
  • CT(胸部・大腸)
  • 超音波(腹部・頸部・甲状腺・乳腺・心臓・婦人科領域)
  • MRI(頭部)、PET
2.判読
  • ECG(安静・負荷)
  • 眼底写真
3.検査
  • 胃内視鏡
  • 大腸内視鏡(SCF・TCF)
  • 経膣超音波
  • 子宮頸部・体部細胞診
4.診察
  • 一般診察
  • 子宮内診
  • 乳房視触診
5.結果説明
  • 2日ドック、1日ドック、PET、専門ドック、がんドック
6.指導及び相談
  • 2日ドック、1日ドック、PET、専門ドック、がんドック

研修スケジュールと内容

1ヶ月~4ヶ月目

  • 健診の基本的事項の理解(健診制度、精度管理など)
  • 一般診察、一般ドックの結果説明、
  • 乳房視触診(女性医師)、乳房健診の概要把握
  • 上部消化管内視鏡基本手技の修得
  • 胸部X線の読影、
  • 眼底検査、心電図の判読
  • 婦人科健診の概要把握(見学)

5ヶ月目~1年

  • 肺CT、脳ドック、胃X線、乳房X線読影
  • 負荷心電図の判読
  • 各種専門ドック、がんドックの結果説明技術の習得
  • 婦人科内診・子宮頸部細胞診手技の習得(女性医師)
  • 経膣超音波検査の習得(女性医師)
  • 下部(SCF)消化管内視鏡基本手技の習得
  • 上部消化管内視鏡検査の修練
  • 腹部超音波検査基本手技の修得

取得可能な資格

  1. マンモグラフィ読影認定講習・試験受講、認定取得
  2. 人間ドックアドバイザー(人間ドック健診情報管理指導士)資格取得
  3. 日本医師会認定産業医4ヶ月以上の研修期間の場合は、4ヶ月目以降は、研修者の希望に応じ、求める内容に応じた研修シフトとする。

募集要項

医師募集

採用条件

採用日 随時
職位 ※臨床経験年数に応じて設定します
勤務条件 ■勤務時間
常勤医師の場合:月~金の8:00~16:30(実働7.5時間)
ただし、子育て期間、特別な事情等がある場合、勤務開始時間をずらすなどの対応が可能です。
非常勤医師の場合:勤務可能な曜日、時間等、考慮します。
保険 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、勤務医師責任賠償保険加入
宿舎の有無 有り (家賃の個人負担及び入寮条件有り、要相談)
福利厚生

済生会グループ保険、職員家族健康診断、ユニフォーム貸与(対象者のみ)、仮眠室、職員互助会、職員食堂、レストラン、院内保育園、自己啓発支援(通信教育、英会話教室)、各種リゾートクラブ契約、メディカルフィットネスセンターなど。
学会・セミナー等の出張費は規定により支給有り
福利厚生の詳細はこちら
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応募書類
  1. 履歴書
    ダウンロード(excel)
  2. 推薦書
    ダウンロード(Word)
  3. 診療実績・研究実績証明書
    ダウンロード(Word)
  4. 医師免許証(写し)
  5. 専門資格証書(写し)
を担当者宛にお送り下さい
※1~3までは当院規定様式
選考日 個別にご連絡します
その他 応募を検討される方は、一度病院見学へお越しください。
病院見学は随時受け付けています。まずは、メールにてご連絡ください。

書類提出先

〒861-4193 熊本市南区近見5丁目3-1
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院 人事室

お問い合わせ先

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