栄養部の特徴・取り組み
栄養部は、臨床栄養室と給食管理室にわかれており、各室がそれぞれの業務に注力できる環境を整えています。
臨床栄養室では、各病棟に管理栄養士が常駐し、入院患者全員に栄養管理計画を立案し、患者さんの状態に応じた栄養管理を管理栄養士が主体となって他職種協働で取り組んでいます。入院・外来個人栄養食事指導、集団栄養食事指導(糖尿病、心臓病、腎臓病教室)も積極的に行っています。
給食管理室においては、食事提供は外部委託となっており、献立や調理、衛生管理について委託業者と連携を取りながら、安全で美味しい食事の提供に努めています。また栄養基準の設定、嗜好調査、備蓄食の管理等も行っています。
その他、一般外来や予防医療センター、集学的がん診療センターにおける栄養についての説明業務などを行っております。
また、勉強会や講演会、学会等に参加して知識の積み重ねを行い、日々の業務の中で課題を見つけ、学会発表にも繋げています。
研修・教育体制
まずは栄養管理の基本となる給食について、献立から食事提供までの業務を学び、さらに各病棟を回りながら教育担当者の指導のもと、入院中の栄養管理や栄養指導について学びます。その後、一般外来、集学的がん診療センター、予防医療センター等での業務も含め、様々な働き方ができるように教育体制を整えています。
入職後から以下のようなスケジュールで新人教育を進めています。
- 4~5月
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- ・給食管理業務全般(大量調理,食数管理,衛生管理,検食など)
- ・献立の作成,調整シミュレーション(食品構成の理解,治療食の理解)
- ・部署内の病態レクチャー参加
- 6月
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- ・栄養管理計画書作成(指導のもと)
- ・個人栄養指導の見学 → 実施(指導のもと)
- 7月以降~
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- ・入院患者への栄養管理業務見学 → 1症例から実施(指導のもと)
- ・部署内の症例検討会参加
※進捗状況に合わせ、教育計画を立てる
資格取得者数
NST専門療法士 | 3人 | 病態栄養専門管理栄養士 | 4人 | 日本糖尿病療養指導士 | 5人 |
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がん病態栄養専門管理栄養士 | 2人 | 熊本地域糖尿病療養指導士 | 1人 | 特定保健指導担当管理栄養士 | 1人 |
健診情報管理指導士 | 1人 | 静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士 | 1人 |
※2023年5月1日現在
2024年度採用の管理栄養士(正職員)の募集は終了いたしました。募集の際はこちらに求人情報を掲載します。
書類提出先
〒861-4193 熊本市南区近見5丁目3-1
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院 人事室
管理栄養士についての質問
- 最初はどのような業務から従事しますか。
- ・1日の業務内容の把握(人員配置の理解、早出・遅出業務、電子カルテ入力業務の習得)
・給食管理全般(食数管理、食種別献立内容の把握、検食、衛生管理等)
・栄養指導の見学、指導のもと実施
- 教育担当者は配置されますか。配置される場合、どのくらいの経験年数のスタッフがつきますか。
- 経験年数5年目以上の管理栄養士が教育を担当します。
- 日直、夜勤などはありますか。
- 日直があります。夜勤はありません。