予防医療センター 下田 順子

問診・保健指導等に携わり、様々な健康レベルの人々を対象とした健康管理を担っています。

ーどのような業務をされていますか?

予防医療センターに所属する私は、健康診断や人間ドックを通して、地域で生活する人々(企業や地域住民など)への疾病の予防活動、健康の増進などの健康支援業務に従事しています。私はその中で、主に問診・保健指導等に携わり、様々な健康レベルの人々を対象とした健康管理を担っています。受診者の健康に関する悩みや相談に耳を傾け、受診者の方が自立的に健康活動に取り組み、一人ひとりが長期的に健康に過ごせるようサポートをしています。

受診者の方が健康への一歩を踏み出してくれた時に、大きな喜びを感じます。

ー現在の仕事のやりがい・喜びを教えて下さい。

保健師業務は、限られた時間の中で保健相談を行うために、幅広い知識やスキル(コーチングスキル、コミュニケーションスキル等)と広い視野が求められます。その中で、脳卒中センターでの勤務した3年間の経験はとても貴重なものとなりました。脳梗塞など脳血管疾患の患者さんやその家族のケアを通して、どうにか未然に防ぐことができなかっただろうかと無力さを感じることもありました。しかし、その時の気持ちが現在の私の原動力となり、疾病予防のためには、生活習慣病の予防やコントロールが必須であると強く感じ、予防医療の重要性を受診者の方に伝えることができています。だからこそ受診者の方が健康への一歩を踏み出してくれた時や抱えていた悩みや不安を解消することができたときは、大きな喜びややりがいを感じることができます。

また、休日はリフレッシュしたり、疾病や予防医療の幅広い知識の習得を目指し研修会への参加をするなど充実した時間を過ごしています。

疾病や予防医療の幅広い知識を持ち成長していきたいです。

ー今後のキャリアについて、目標や抱負などを教えて下さい。

予防医療センターにおける保健師の役割は、健診での関わり以外にも、地域や企業への健康支援や、健診後の事後フォローなど多岐にわたります。今後はさらに幅広い視野で健康支援ができるように心血管系疾患や生活習慣病などの知識の習得を行い、地域や企業の人々の生活と健康を多角的に支援し、継続した保健活動を実施していきたいと思います。

現在、「医療」においては、「健康を保つために最も必要なことは“予防”である」と言われ、「予防医学」の必要性が高まっています。様々な職種とチーム医療を行う中で、さらに疾病や予防医療の幅広い知識を持ち成長していきたいです。

専門分野で活躍する看護師

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